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スマホのストレージ容量はどれくらい必要?目安や選び方、節約する方法など

スマホ選びの際、よく見かける言葉の一つに「ストレージ(ROM)」があります。

快適に利用するためには、用途に合ったストレージ容量を選ぶことが大事です。

この記事では、スマホのストレージについてわかりやすく解説していきます。

  • スマホのストレージ(ROM)とは
  • メモリ(RAM)との違い
  • おすすめのストレージ容量

おすすめのストレージ容量は、用途によって異なります。
用途ごとの目安を紹介
しているので、ぜひご覧になってみてください!

価格や料金などは、2024年現在のものです。
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iPhoneのおすすめストレージ容量は何GB?選び方や節約方法も紹介

ストレージ容量(ROM)とは

「ストレージ(ROM)」は、データを保管しておくための記憶領域です。
ストレージ容量が大きいほど、多くのアプリや画像などのデータを保存できます。

メモリ(RAM)との違い

スマホの記憶エリアには「メモリ(RAM)」「ストレージ(ROM)」の2種類があります。

メモリ ストレージ
保存期間 一時的 永続的
処理速度 高速 低速
データ容量 小さい 大きい

どちらも容量が「GB(ギガバイト)」で表記されることが多いため、紛らわしいかもしれません。

1GBは、約1,000MB(メガバイト)です。

メモリとストレージの違いは、作業机に例えるとわかりやすいです。

  • メモリ容量:机の大きさ
  • ストレージ容量:引き出しの大きさ
  • CPU:作業する人
机の上(メモリ)で処理したデータを、引き出し(ストレージ)に保存しておくイメージです。

たとえば、「Xperia 1 V(キャリアモデル)」のスペック表には、次のように記載されています。

RAM/ROM
12GB/256GB

(引用:Xperia 1 V | 仕様(スペック) | Xperia(エクスペリア) | ソニー

上記の場合、メモリは12GBで、ストレージは256GBです。

スマホのメモリについては、下記の記事からご覧いただけます。

スマホのメモリ容量はどれくらい必要?快適に動作する目安を紹介

ストレージ消費量の目安

ストレージ消費量の目安を、下記の3つに分けて見てみましょう。

  • アプリ
  • 写真、動画
  • システム領域

アプリ

ゲームを遊ぶか否かで、ストレージの消費量は大きく異なります。

ゲームアプリは、比較的多くのストレージ容量が必要です。
とくに本格的なゲームになると、1つのアプリで10GB以上消費する場合があります。

2024年8月現在、App Storeにおける、定番アプリのインストール容量をまとめました。

インストール容量
LINE 353.6MB(0.4GB)
Instagram 302.6MB(0.3GB)
YouTube 291.1MB(0.3GB)
原神 2.8GB
*追加データを含めると20GB以上
ポケモンGO 349.4MB(0.3GB)
プロジェクトセカイ 559.5MB(0.6GB)
*追加データを含めると5GB以上

また、NetFlixやAmazonプライムビデオなどで、映画やアニメ、ドラマをまとめてダウンロードする場合も数GB単位で容量が必要です。

写真・動画

写真や動画の撮影も、比較的多くのストレージ容量を消費します。

一例として、iPhoneの動画撮影時の消費量を見てみましょう。

1分間あたりの消費量
高効率 互換性優先
720p/30fps 45MB 60MB
1080p/30fps 65MB 130MB
1080p/60fps 90MB 175MB
4K/24fps 150MB 270MB
4K/30fps 190MB 350MB
4K/60fps 400MB -

デフォルトの「1080p/30fps」では、おおむね10分間で1GB前後消費することがわかります。

写真は1枚あたり数MB以内に収まりますが、気軽に撮影できるため消費量が大きくなりがちです。

システム領域

スマホのストレージ容量は、すべてが自由に使えるわけではありません。
スマホの動作に必要な「OS」や「システムデータ」などもストレージ容量を消費するためです。

自由に使える容量は機種により異なりますが、おおむね15GB〜30GBほど割り引いて考えるといいでしょう。

128GBモデルなら、自由に使える容量は100GB前後です。

ストレージ容量が不足するとどうなる?

ストレージ容量が不足すると、新たにデータを保存できなくなります。

  • アプリがインストールできなくなる
  • アプリやOSのアップデートができなくなる
  • 容量不足の警告が出る
スマホの動作が不安定になる場合もあります。

ストレージの空き容量を確認する方法

新しいスマホを購入する前に、現在のストレージの利用状況を確認しておくといいでしょう。

iPhoneの場合

設定アプリ>「一般」>「iPhoneストレージ」をタップ

「iPhoneストレージ」画面では、コンテンツやアプリごとの消費量を確認できます。

Androidスマホの場合

設定アプリ>「ストレージ」をタップ

*メニューや表記はメーカーや機種によって異なります。

おすすめのストレージ容量|128GB以上が主流

近年ではほとんどの機種が64GB以上のストレージを採用しており、128GB以上が主流です。

64GB 128GB 256GB 512GB 1TB
iPhone iPhone 16 Pro -
iPhone 16 - -
iPhone SE(第3世代) - -
Androidスマホ Pixel 9 Pro - -
Pixel 9 - - -
Pixel 8a - - - -

容量ごとにおすすめできる人を紹介していきます!

  • 64GBがおすすめな人
  • 128GBがおすすめな人
  • 256GBがおすすめな人
  • 512GB以上がおすすめな人

関連記事:
【比較表】歴代iPhoneのスペック一覧|バッテリー容量やサイズ、防水性能など

64GBがおすすめな人

下記に当てはまる場合は、64GBがおすすめです。

  • アプリを厳選できる
  • ゲームはほとんど遊ばない
  • 写真や動画はクラウドストレージに保存したい
64GBモデルは安価に購入できるほか、使い方を工夫する楽しさあります。
利用するアプリを50個程度に厳選すれば、64GBでも余裕を持って利用可能です。

128GBがおすすめな人

下記に当てはまる場合は、128GBがおすすめです。

  • オールラウンドに使いたい
  • 本格的なゲームを遊びたい
  • 多くの写真や動画を本体に保存しておきたい
現在では128GBを採用している機種が多いため、「どれを選んだらいいかわからない」という場合は、128GBモデルを選ぶといいでしょう。

256GBがおすすめな人

下記に当てはまる場合は、256GBがおすすめです。

  • 本格的なゲームを複数遊びたい
  • 映画やドラマ、アニメなどをまとめてオフライン再生したい
  • 動画編集したい
256GBモデルは、ほとんどの用途で余裕を持って利用できます。

512GB以上がおすすめな人

ほとんどの場合、ストレージ容量は256GB以下で十分です。

4K動画やRAW写真の撮影・編集など、大容量のファイルを多く扱う場合は、512GB以上も検討されてみてください。

スマホのストレージ容量を節約する方法

スマホのストレージ容量を節約する方法はさまざまです。

  • 使っていないアプリを削除する
  • 写真や動画を削除する
  • 音楽を削除する
  • キャッシュを削除する
  • クラウドストレージを活用する
Androidスマホの一部機種ではmicroSDが利用できますが、対応機種は減ってきています。

iPhoneのストレージ容量を節約する方法は、下記の記事からご覧いただけます。

iPhoneのストレージ容量の確認方法と空き容量を確保する方法を紹介!

クラウドストレージの活用がおすすめ

ストレージ容量を節約する方法の中でも、クラウドストレージの活用がとくにおすすめです。

クラウドストレージとは、インターネット上にファイルを保存できるサービスです。

データをインターネット上にバックアップするため、

  • スマホの故障・紛失時も安心
  • 他のデバイスからもアクセスできる

といったメリットがあります。

またスマホのストレージ容量が減らせるため、スマホ購入時の予算を抑えられます。

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おすすめのクラウドストレージ3選

おすすめのクラウドストレージを3つ紹介します。

  • iCloud
  • Google ドライブ
  • Amazon Photos

iCloud

iCloudは、Appleが提供しているクラウドストレージです。

iPhoneのバックアップは、iCloud上に保存されます。

5GBまでは無料で利用可能です。
2023年9月には6TB(約6,000GB)以上の大容量プランが追加されました。

プラン 月額料金
iCloud 5GB 無料
iCloud+ 50GB 130円
iCloud+ 200GB 400円
iCloud+ 2TB 1,300円
iCloud+ 6TB 3,900円
iCloud+ 12TB 7,900円

参考:iCloud+ - Apple(日本)

Googleドライブ

Googleドライブは、Googleが提供しているクラウドストレージです。

Androidスマホのバックアップは、Googleドライブ上に保存されます。

15GBまでは無料で利用可能です。
有料プランの「Google One」に加入すると容量が増えるほか、Googleフォトで利用できる機能が増えるなどの特典があります。

プラン 月額料金
15GB 無料
Google One

 

ベーシック(100GB) 250円
スタンダード(200GB) 380円
プレミアム(2TB) 1,300円
プレミアム(5TB) 3,250円

参考:クラウドストレージとスマホ自動バックアップ - Google One

GoogleドライブやGoogleフォトはiPhoneでも利用できます。
iCloudとGoogleドライブを組み合わせれば、最大20GBまで無料で利用可能です。

Amazon Photos

Amazon Photosは、Amazonが提供している写真・動画に特化したクラウドストレージです。

5GBまでは無料で利用可能です。
Amazonプライム会員なら、写真を無制限でアップロードできることが大きなメリットです。

プラン 月額料金
5GB 無料
100GB 250円
1TB 1,300円
2TB 2,600円

参考:Amazon Photos

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