円安などの影響を受け、iPadが値上がり傾向にあります。
「iPadをお得に購入したい」という方には、中古iPadがおすすめです。

とはいえ、中古端末に対する不安もあると思います。

この記事では中古iPadの購入を検討されているかに向けて

• 中古iPadのメリット・デメリット
• 中古iPadを安心して購入する方法

を紹介していきます。

購入時の確認事項はチェックリスト形式で紹介しているので、ぜひご覧になってみてください！

中古iPadのおすすめ機種や選び方は、下記の記事からご覧いただけます。

【用途別】型落ち・中古iPadのおすすめ機種をコスパ重視で紹介｜選び方も

中古iPadのメリット

中古iPadの主なメリットは3つあります。

それぞれ詳しく見てみましょう！

価格が安い

円安などの影響を受け、iPadが値上がり傾向にあります。
「iPadをお得に購入したい」という方には、中古iPadがおすすめです。

一例として、「iPad（第10世代）」の価格（2023年12月現在）を比べてみました。

新品価格（Apple Store）	68,800円〜
中古相場	56,000円〜

iPadの上位機種では、価格差がさらに大きい傾向にあります。

関連記事：
iPadを安く購入する方法やおすすめ機種を徹底解説！

選択肢が広い

選択肢の広さも中古iPadの魅力です。

新品で購入できるiPadは、基本的に現行機種のみ。
iPadの上位機種では、Macでも採用されているM1/M2チップが採用されるなど高性能化が進んできます。

SNSや動画鑑賞などがメインのライトユーザーにとっては、性能が高すぎて持て余してしまうかもしれません。

中古iPadであれば、型落ち機種から現行機種まで幅広い選択肢の中から、用途に合ったものを選べます。

中古iPadのおすすめ機種や選び方は、下記の記事からご覧いただけます。

【用途別】型落ち・中古iPadのおすすめ機種をコスパ重視で紹介｜選び方も

長く使える

iPadは基本性能が高くサポート期間が長いため、数年前の機種でも快適に利用できる場合が多いです。

基本性能が高い

iPadのとくに上位機種は性能が高く、発売から時間が経っても快適に動作する可能性が高いです。

iPadの上位機種は、同世代のiPhoneからチップがさらに強化されています。
たとえば、2018年に発売された「iPad Pro 11インチ（第1世代）」は、2020年に発売された「iPhone 12 Pro」と同等の性能を持っています。

			iPad Pro 11インチ （第1世代）	iPhone 12 Pro
発売時期			2018年10月	2020年10月
チップ（SoC）			A12X Bionic	A14 Bionic
ベンチマークスコア （Geekbench 6）	CPU	シングルコア	1,318	2,015
		マルチコア	4,583	4,492
	GPU	Metal	16,561	15,869

（参考：iOS Benchmarks - Geekbench）

サポート期間が長い

iPadはサポート期間が長く、発売から5、6年間は最新iPadOSが利用できます。

2023年9月に配信された「iPadOS 17」の対応機種は下記のとおりです。

iPadモデル	世代
iPad	iPad（第6世代）以降
iPad mini	iPad mini（第5世代）以降
iPad Air	iPad Air（第3世代）以降
iPad Pro	iPad Pro 10.5インチ iPad Pro 11インチ（第1世代）以降 iPad Pro 12.9インチ（第2世代）以降

（参考：iPadユーザガイド）

最新iPadOSが利用できなくなっても、しばらくは大きな問題なく使用可能です。
ただしサポート終了から時間が経つほど、非対応アプリが増えたり、セキュリティリスクが高まったりするなどデメリットが目立ちはじめます。

スマホOSのサポートが終了するとどうなる？デメリットや買い替え目安を紹介

型落ち・中古iPadを購入される場合は、利用したい年数から逆算して選ぶといいでしょう。

中古iPadのデメリット

中古iPadにもデメリットがあります。

状態が悪い場合がある

中古iPadは、新品同様のものから傷や汚れが目立つものまでさまざまです。
中には状態が悪いものもあり、水没など外観からはわからない不具合が潜んでいる可能性もあります。

中古iPadを購入する際は、外観から動作までチェックしている販売店で購入するといいでしょう。
商品の状態が画像で確認できるとより安心です。

十分な保証が受けられない場合がある

購入場所によって、保証内容・期間はさまざまです。
十分な保証が受けられるか、購入前に確認しておきましょう。

主な中古iPad販売店の保証については、下記の記事からご覧いただけます。

【比較】中古スマホの保証内容・期間まとめ｜どこで購入するのがおすすめ？

中古iPadを安心して購入する方法

中古iPadを安心して購入するために確認したいポイントを5つ、チェックリスト形式で紹介していきます。

傷や汚れは確認できるか

中古iPad販売店では、傷や汚れなどの状態に応じてランク分けされている場合が多いです。

一例として、にこスマの基準を見てみましょう。

Aグレード	外装に傷がほとんどなく、状態が非常に良いもの。新品に近い。
Bグレード	外装に少しの擦り傷、打痕はあるものの、状態が良いもの。
Cグレード	打痕や傷などがあるもの。

グレードは状態を把握する目安になりますが、

• 同じグレードでも個体差がある
• 販売店ごとに基準が異なり比較が難しい

といったデメリットがあります。

中古iPadを購入する際は、傷や汚れの状態が画像で確認できると安心です。

正常に動作するか

動作状況は外見からはわかりません。

中古iPadを購入する際は、ディスプレイ表示や、ボタン、カメラ、スピーカーなど、正しく動作することが確認されている端末を選びましょう。

ネットワーク利用制限がかかっていないか

中古iPadの「Wi-Fi＋Cellularモデル」を購入する場合は、「ネットワーク利用制限」の有無を必ず確認しましょう。

ネットワーク利用制限は、「〇」「△」「×」で表記されます。
それぞれの意味は下記のとおりです。

ネットワーク利用制限	意味
〇	端末代金の支払が完了しており正常に使用できます。
△	端末代金の支払が完了しておらず、将来的に「×（赤ロム）」になる可能性があります。
×	赤ロムです。何らかのトラブルがあったため通話やデータ通信が利用できません。

販売店によっては、ネットワーク利用制限の状態が明記されている場合があります。
またIMEI/MEID（識別番号）がわかれば、購入前にネットワーク利用制限の有無を判別可能です。

ネットワーク利用制限の確認方法は、下記の記事で詳しく解説しています。

分割払い中の中古iPhoneを買っても大丈夫？残債ありiPhoneを購入する時の注意点

中古iPadの「Wi-Fi＋Cellularモデル」を購入する場合は、合わせてSIMロックの有無も確認しておくといいでしょう。

中古スマホはSIMロック解除が必要？自分でできる？手続きや確認事項など

関連記事：
「SIMフリー」と「SIMロック解除済み」の違い｜判別方法も紹介
「SIMフリー」とは？SIMロックを解除する方法や注意点も

正しい手順で初期化されているか

とくにフリマアプリなど個人間取引の場合は、iPadが正しい手順で初期化されているか必ず確認しておきましょう。
初期化の方法に不備があると、「アクティベーションロック」がかかって使用できなくなってしまう可能性があります。

iPhoneのアクティベーションロックとは？確認・解除する方法を紹介

関連記事：
中古スマホに情報漏えいの危険性はある？購入・売却時に気をつけること

保証内容・期間は充実しているか

保証内容・期間も忘れずに確認しておきましょう。

中古iPadの保証は、大きく3つに分けられます。

	内容
赤ロム保証	万一赤ロム化してしまった場合に、交換や返金が受けられる。 期間は無制限（永久保証）の場合が多い。
通常保証	初期不良や自然故障に対する保証。 （新品端末のメーカー保証に相当）
独自保証・補償	販売店独自の保証・補償オプション。 落下や水没など広い範囲に適用できる場合が多い。

主な中古iPad販売店の保証については、下記の記事からご覧いただけます。

【比較】中古スマホの保証内容・期間まとめ｜どこで購入するのがおすすめ？

あわせて読みたい：
「SIMフリー」と「SIMロック解除済み」の違い｜判別方法も紹介

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