iPhoneを初期化（リセット）する方法｜できないときの対処法も
iPhoneを買取や下取りなどで手放す際は、個人情報を守るためにも必ず初期化（リセット）が必要です。
この記事ではiPhoneを正しく初期化する方法を徹底解説していきます。
初期化の前後にやるべきことや、初期化できないときの対処法まで網羅的に紹介しているので、ぜひご覧になってください！
iPhoneを売る前にやることについては、下記の記事で詳しく解説しています。
【必読】iPhoneを売る前にやることを徹底解説！初期化の方法や注意点など | にこスマ通信
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iPhoneの初期化とは
iPhoneの初期化とは、端末からデータを消去し、工場出荷時の状態に戻すことです。
iPhoneの初期化が必要なシーンは主に3つあります。
- iPhoneを手放すとき
- iPhoneに不具合が発生したとき
- iPhoneのパスコードを忘れたとき
iPhoneを初期化する際の注意点
iPhoneを初期化する目的にもよりますが、とくに下取りや買取などで譲渡する場合は、初期化と合わせてやるべきことがあります。
この記事では、iPhoneを確実に、正しく初期化する方法を順番に解説していきます。
iPhoneを正しく初期化する方法｜前後にやるべきことも
iPhoneを正しく初期化する方法を、順番に見てみましょう。
- 初期化前にやること
- 初期化
- 初期化後にやること
初期化前にやること
初期化前にやることは、下記の5つです。
- Apple Watchのペアリングの解除
- データのバックアップ
- サブスクサービスの解約
- iCloudからサインアウト
- iMessageの登録を解除
1．Apple Watchのペアリングの解除（Apple Watchユーザーの場合）
Apple Watchを使用している場合は、iPhoneとのペアリングを解除しておきましょう。
- Apple WatchとiPhoneを近くに置く
- iPhoneで「Watch」アプリを開く
- 「マイウォッチ」＞「すべてのウォッチ」をタップ
- ペアリングを解除したいApple Watchの横にある「i」マークをタップ
- 「Apple Watch とのペアリングを解除」をタップ
Apple Watchがセルラーモデル（GPS + Cellularモデル）の場合、モバイル通信プランを維持するかどうか選択します。
- 再度ペアリングする予定がある場合：モバイル通信プランを維持する
- 再度ペアリングする予定がない場合：モバイル通信プランを維持しない（削除する）
データのバックアップ
iPhoneを初期化すると、端末からすべての情報が消去され、工場出荷時の設定に戻ります。
事前に必ずバックアップを作成しておきましょう。
現在はiCloudを使ったバックアップが主流です。
古いiPhoneに保存されているほぼすべてのデータをバックアップできます。
- iPhoneをWi-Fiに接続
- 本体の「設定」＞「ご自身のユーザー名」＞「iCloud」をタップ
- 「iCloudバックアップ」をタップ
- 「今すぐバックアップを作成」をタップ
バックアップが完了したら、「今すぐバックアップを作成」下の「最後に作成されたバックアップ：」が、最新の日時に更新されたことを確認しておきましょう。
データの移行は「クイックスタート」がおすすめ
iPhone同士のデータの移行は「クイックスタート」が便利です。
初期設定と同時にデータ移行を行うことができます。
iPhoneで機種変更するときにやること｜データ移行や前後の確認事項など
LINEや一部のゲームアプリなどでは、クイックスタート完了後に個別に引き継ぎが必要です。
あらかじめ各サービスの公式サイトやヘルプページで情報を確認しておきましょう。
iPhoneからAndroidスマホに機種変更する場合は、「Androidに移行」アプリを利用すると便利です。
iPhoneからAndroidスマホにデータ移行する方法まとめ【機種変更ガイド】 | にこスマ通信
サブスクサービスの解約
必要に応じてAppleCareやApp Storeの課金状況を確認し、サブスクサービスを解約しましょう。
AppleCareの加入状況は、下記の公式サイトから確認できます。
お使いのデバイスの保証状況の確認｜Apple（日本）
iPhoneで契約中のサブスクサービスを確認する手順は下記のとおりです。
現在契約しているサブスクサービスが一覧で表示されます。
利用していない・利用しなくなるサービスは解約しておきましょう。
iCloudからサインアウト
「iPhoneを探す」機能を無効化するため、iCloudからサインアウトしましょう。
- 本体の「設定」＞「”ご自身のユーザー名”」をタップ
- 一番下にスクロールして「サインアウト」をタップ
- Apple IDのパスワードを入力して画面右上の「オフにする」をタップ
- 「データのコピーをこのiPhoneに残しますか？」ときかれたら、すべての項目をオフにして画面右上の「サインアウト」をタップ
- 「本当によろしいですか？」ときかれたら、再度「サインアウト」をタップ
iOS 15以降のiPhoneでは、初期化時に探す機能を無効化できますが、念のため手動でサインアウトしておくのがおすすめです。
iMessageの登録を解除（Anroidスマホに移行する場合）
iPhoneからAndroidスマホに移行する場合は、iMessageの登録を解除しておきましょう。iMessageの登録を解除しないと、AndroidスマホでSMSやMMSが受信できなくなる可能性があります。
- 本体の「設定」＞「メッセージ」をタップ
- 「iMessage」をオフにする
以上で、iPhoneを初期化する準備は完了です！
初期化
iPhoneを初期化する手順は下記のとおりです。
- 本体の「設定」＞「一般」＞「リセット」をタップ
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ
- パスコードとApple IDのパスワードを入力
eSIMを利用している場合は、上記手順の最後に、eSIMを消去するか残しておくか選択できます。
iPhoneを手放す場合は、必ずeSIMも消去しておきましょう。
しばらくすると、端末からすべての情報が消去され、工場出荷時の設定に戻ります。
iPhoneが再起動して画面に「こんにちは（Hello）」と表示されたら、初期化完了です。
正しく初期化できたか確認する方法
通常は、初期化後に「こんにちは（Hello）」画面が表示されていれば問題ありません。
iOS 15未満のiPhoneで「iPhoneを探す」機能を無効化せず初期化してしまった場合など、アクティベーションロックがかかっていないか不安な場合は、次の手順を試してみてください。
（サインイン画面が表示されたら、「パスワードをお忘れか Apple ID をお持ちでない場合」＞「あとで"設定"でセットアップ」を選択）
初期化が完了しホーム画面が表示されれば、アクティベーションロックはかかっていません。
再度同じ方法で初期化しましょう。
iPhoneが初期化できないときの対処法
「初期化できない」、「すでにiPhoneが手元にない」という場合も、リカバリーモードや「iPhoneを探す」から初期化できる可能性があります。
iPhoneを強制的に初期化する5つの方法｜手順や注意点、最終手段も | にこスマ通信
初期化後にやること
初期化前にやることは2つあります。
- SIMカードを取り外す
- 信頼できるデバイスのリストから削除
SIMカードを取り外す
iPhoneを機種変更する場合や手放す場合は、SIMカードを取り外しておきましょう。
- 電源をオフにする
- iPhone側面のSIMトレイの穴にSIMピンを差し込む
- トレイが少し飛び出したら、トレイを引き出しSIMカードを取り外す
SIMピンがない場合は、クリップなどで代用可能です。
SIMカードの取り出し方とSIMピンを失くした時の代用品を紹介します！ | にこスマ通信
信頼できるデバイスのリストから削除
念のため、「信頼できるデバイス」のリストから、これまで使っていたiPhoneを削除しておくといいでしょう。
ほかのiPhoneから削除する方法は下記のとおりです。
- 本体の「設定」＞「"ご自身のユーザー名"」＞「デバイス」をタップ
- 下にスクロールして削除したいiPhoneをタップ
- 「アカウントから削除」をタップ
信頼できるデバイスは、ほかのAppleデバイスのほかApple IDの管理ページから削除できます。
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