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iOS 18が正式発表!主な変更点や対応機種、配信日まとめ【WWDC24】

2024年6月11日午前2時(日本時間)から開催された「WWDC 2024」の基調講演にて、最新の「iOS 18」が発表されました。

iOS 18では、ホーム画面やコントロールセンターのカスタマイズの幅が広がったほか、一部の機種では生成AIを活用した「Apple Intelligence」が利用できます。

iOS 18の主な変更点や、対応機種、配信時期などを見てみましょう。

参考:

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iOS 18の主な変更点

iOS 18の主な変更点は、以下のとおりです。

  • ホーム画面
  • コントロールセンター
  • 写真
  • メッセージ
  • パスワード
  • ゲームモード
  • Apple Intelligence

ホーム画面

ホーム画面のカスタマイズの幅が広がりました。

  • アイコンやウィジェットの色やサイズが変更できるように
  • アイコンやウィジェットが自由に配置できるように
  • アプリのロックや非表示が可能に

アプリやウィジェットが自由に配置できるようになったことで、「壁紙の写真がよく見えるように配置する」など、柔軟な設定が可能になりました。

コントロールセンター

「コントロールセンター」もカスタマイズの幅が広がり、使い勝手が向上しています。

  • 各機能のサイズや配置が変更できるように
  • 複数の機能をまとめてグループが作成できるように
  • 他社製アプリの機能も利用できるように
作成したグループは、コントロールセンターを上下にスワイプして切り替えられます。

またロック画面下部にあるコントロールアイコンに、任意の機能を割り当てられるようになりました。

写真

写真アプリが刷新され、撮影した写真を自動的に整理できるようになりました。
あたらに「コレクション」機能追加され、最近の出来事や人・ペット、旅行など、トピックごとに整理された写真に素早くアクセスできます。

複数の写真をコラージュとして表示したり、コレクション全体を共有したりすることも可能です。

メッセージ

「iMessage」の機能が強化され、テキストにスタイルやアニメーションを適用できるようになったほか、送信する日時を指定できる「あとで送信」に対応しました。

メッセージアプリが「RCS」という規格に対応したことで、Android端末とも画像やスタンプなどを使ったやりとりができるようになることが期待されます。

パスワード

あらたに「パスワード」アプリが登場しました。
これまで「設定」にあったパスワード機能が強化されて、アプリとして独立した形です。

パスワードアプリでは、パスワードやパスキー、Wi-Fiパスワード、確認コードをまとめて管理できます。
Appleデバイスだけでなく、Windows PCでも利用可能です。

ゲームモード

あらたに「ゲームモード」に対応し、より快適に遊べるようになりました。

  • バックグラウンド処理を制限してフレームレートを維持
  • ゲームコントローラーのレスポンスが向上
  • AirPods Pro(第2世代)ではオーディオ遅延が短縮

Apple Intelligence

iOS 18の目玉機能は、生成AIを活用した「Apple Intelligence(Appleインテリジェンス)」です。
テキストや画像の生成・編集ができるようになったほか、音声アシスタントの「Siri」が大幅に強化されています。

iPhone、iPad、MacにApple Intelligenceが登場 - Apple (日本)

Apple Intelligenceは、iPhone 15 Pro/15 Pro Max以降の機種でのみ利用可能です。

Apple Intelligenceでできること

「Apple Intelligence」でできることは、大きく3つに分けられます。

テキスト
  • 文章の書き直し、校正、要約など
  • メモアプリと電話アプリでは、書き起こしも可能
画像
  • 画像やオリジナル絵文字「Genmoji」の生成
  • スケッチや文章をもとに作成することも可能
  • 高度な写真の検索や編集にも使われる
タスク
  • Siriが賢くなり、複雑なタスクを実行可能に
  • 複数のアプリをまたぐ操作も可能
いずれもApple純正アプリだけでなく、サードパーティ製アプリも対応可能です。

Apple Intelligenceの特長

「Apple Intelligence」が既存の生成AIと比べて優れている点は2つあります。

  • デバイス上で実行できる
  • OSと統合されている
デバイス上で実行できる

Apple Intelligenceは、基本的にはデバイス上(iPhone上)で動作します。
より高度な処理が必要な場合に、専用サーバーが利用できます。

またChatGPTが統合され、アカウント不要・無料で「GPT-4o」が利用可能になる見込みです。
(有料アカウントとの連携も可能です。)

デバイス上で実行できることから、

  • プライバシーを守れる
  • 回数無制限で利用できる

といったメリットがあります。

専用サーバーを利用する場合も、Appleがデータを保存したりアクセスしたりすることはありません。
OSと統合されている

OSと統合されておりシームレスに連携できることから、

  • iPhoneの利用状況から文脈を把握し、より適確な回答が得られる
  • OSやアプリの機能に直接アクセスできる

とったメリットもあります。

Apple Intelligenceが利用できる条件

iPhoneの使い勝手が大きく変わる可能性を秘めている「Apple Intelligence」ですが、多くの人が利用できるようになるまでには、まだまだ時間がかかりそうです。

  • 対応機種が限定的
  • 日本語対応は来年以降
対応機種が限定的

Apple Intelligenceは、「A17 Pro」以降のチップを搭載しているiPhoneと、「M1」以降のチップを搭載しているiPad、Macで利用できます。

iPhoneの対応機種は、iPhone 15 Pro/15 Pro Maxと、iPhone 16シリーズ以降のみです。

iPhone 15/15 Plusは「A16 Bionic」チップが採用されているため対象外です。
iPhone 16シリーズは全機種で利用できます。
日本語対応は来年以降

Apple Intelligenceは、2024年10月に、iOS 18の一部として英語(米国)のベータ版が利用できるようになります。
日本語対応は2025年内の見込みです。

iOS 18の対応機種

iOS 18の対応機種は、下記のとおりです。

  • iPhone 16/16 Plus/16 Pro/16 Pro Max
  • iPhone 15/15 Plus/15 Pro/15 Pro Max
  • iPhone 14/14 Plus/14 Pro/14 Pro Max
  • iPhone SE(第3世代)
  • iPhone 13/13 mini/13 Pro/13 Pro Max
  • iPhone 12/12 mini/12 Pro/12 Pro Max
  • iPhone SE(第2世代)
  • iPhone 11/11 Pro/11 Pro Max
  • iPhone XR・XS/XS Max

*「Apple Intelligence」は、iPhone 15 Pro/15 Pro Maxと、iPhone 16シリーズ以降のみ対応

2018年に発売されたiPhone XR・XSシリーズもアップデート対象です。
iOS 17に対応している全機種が、引き続きiOS 18も利用できることになります。

iPhone 15以降の機種は、バッテリー寿命を延ばすために、充電の上限を80%〜100%の間で設定できるようになりました。

「iOS 18対応の機種をできるだけ安く手に入れたい」という場合は、iPhone SE(第2世代)がおすすめです。
2024年6月現在、中古で約2万円程度から購入可能です。

iPhone SE(第2世代)の在庫一覧

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iOS 18の配信日

iOS 18は、日本時間の2024年9月17日(火)に配信開始予定です。

配信日
iOS 11 2017年9月19日
iOS 12 2018年9月17日
iOS 13 2019年9月19日
iOS 14 2020年9月16日
iOS 15 2021年9月21日
iOS 16 2022年9月13日
iOS 17 2023年9月19日
iOS 18 2024年9月17日
開発者向けのベータ版(Developer Bata)は、発表直後から配信されています。
2024年7月17日には、一般ユーザー向けのパブリックベータ版も利用できるようになりました。

参考:
iOS 18 - Apple(日本)

iOS 18の発表まとめ

iOS 18では、ホーム画面やコントロールセンターが、より柔軟にカスタマイズできるようになりました。

一部の機種では、生成AIを活用した新機能「Apple Intelligence」が利用できます。

iOS 18の対応機種は、iOS 17と同じく、iPhone XR・XSシリーズ以降の全機種です。
日本時間の2024年9月17日(火)に配信開始予定です。

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