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子供にiPhoneを渡す前にチェック!みんながやっている設定や安心な機能制限など

子供がいる親なら誰でも頭を悩ませるのが、スマホの利用問題。子供はガジェット機器が大好きですから「iPhoneがほしい」「友達はみんな持っているから、家にいるときだけでも使えるようにしてほしい」と言われることもあるでしょう。

しかし、何の設定もせずにそのまま子供にiPhoneを使わせるのは大変危険です。今の時代は簡単に有料アプリをインストールできますし、Web上では刺激的な広告が表示されることも多いでしょう。

そこで今回は、子供にiPhoneを渡す前にやっておきたい設定や、安心な機能制限について紹介します。事前に保護者が設定をすれば、子供でも安全にiPhoneを使うことが可能です。本記事の内容を参考に、漏れがないかチェックしてみてください。

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1. 子供がiPhoneを使うリスク

まず、子供がiPhoneを使ったときに考えられるリスクを知っておきましょう。金銭トラブルや不適切なコンテンツの表示、ゲームへの依存などが考えられます。

1-1. 金銭トラブル

iPhoneは、設定次第で簡単に課金ができてしまいます。

制限をかけておかないと、知らず知らずのうちにクレジットカードの請求金額が跳ね上がってしまうかもしれません。

子供が利用するのはゲームアプリだけではありません。動画の有料チャンネルを見たり、音楽のストリーミングをし続けたり、オンラインでは課金要素がどこにでも転がっています。

そんなことにならないよう、事前に課金ができないよう設定をしておきましょう。のちほど説明する手順にしたがってiPhoneの設定をおこなえば、お金がかからないよう制限をかけられます。

1-2. 刺激的なコンテンツ

暴力的な内容やアダルトコンテンツを見てしまうことも、iPhoneを使うリスクの一つです。Web上の広告は子供に不向きな内容が多く出回っているため、リンク先にアクセスしてしまう可能性があります。

万が一刺激的なコンテンツを目にすると、正しくない知識を身につけてしまったり、精神的によくない影響を受けてしまったりするでしょう。そうしたコンテンツの表示をなくして安全にiPhoneを使うためには、事前設定が欠かせません。

1-3. ゲームのやりすぎ

iPhoneを自由に使えるようになったら、ゲームをやりすぎてしまう子供も出てきます。ゲームは一種の快感物質を分泌する効果があるため、ずっとやっていたいと感じる人も多いですよね。子供のゲーム依存は、睡眠や健康に悪い影響をおよぼす恐れがあります。

ゲームをずっとやっていることで、視力が悪くなることもあるでしょう。ゲームのやりすぎに関しても、iPhoneの設定で使用状況を管理して、制限をかけられます。ゲームできる時間は1日1時間などルールを決めて、生活に支障が出ない程度に留めましょう。

2. iPhoneを子供に渡す前にやっておきたい設定

ここからは、iPhoneを子供に渡す前にみんながやっている設定を解説します。iPhoneで使うのは、ペアレンタルコントロールという機能です。非常に便利なツールですが、より安全にiPhoneを使うために、いくつか事前設定をしておきましょう。

2-1. 子供用のApple IDを作る

まず子供用のApple IDを作ります。

保護者のIDで使用した場合、クレジットカードの情報が保存されているため課金できてしまうからです。
アカウントをわけておけばカード情報を使えないので、安心して子供に使わせることができます。

手順は以下のとおりです。

  1. 本体の「設定」>「"ご自身のアカウント名"」を開く
  2. 「ファミリー共有」をタップ
  3. 「続ける」をタップ
  4. 「ファミリーに共有を依頼する」画面で、「お子様用アカウントを作成」をタップ
  5. 必要情報を入力
  6. 画面案内に従って、設定を最後まで進める

参考:https://support.apple.com/ja-jp/HT201084

関連記事:
13歳未満のお子様がいるパパママは要チェック!子供用のApple IDって必要?作り方を解説!

2-2. スクリーンタイムを設定する

スクリーンタイムは、子供がiPhoneを使用した時間や、アプリごとの使用状況を管理できる機能です。
時間帯やアプリ、コンテンツに応じて利用の可否を設定できます。

  1. 本体の「設定」>「スクリーンタイム」を開く
  2. 「ファミリー」で子供の名前を選択
  3. 画面案内に従って、スクリーンタイムを設定
  4. 保護者用のパスコードを入力

参考:https://support.apple.com/ja-jp/HT208982

2-3. 子供のApple IDでログインする

設定を終えたら子供のアカウントでiPhoneにログインします。一旦設定をすれば、ペアレンタルコントロールを使って、保護者のiPhoneから制限をかけることが可能です。

  1. 本体の「設定」を開く設定をひらく
  2. 「iPhoneにサインイン」をタップ
  3. 子供用アカウントのIDとパスワードを入力
  4. 認証設定をおこなう

3. iPhoneのペアレンタルコントロール機能の使い方

ペアレンタルコントロールでは、課金の防止や利用制限、刺激的なコンテンツの回避設定が可能です。それぞれの設定方法を紹介します。

参考:https://support.apple.com/ja-jp/HT201304

3-1. コンテンツとプライバシーの制限をオンにする

まずはコンテンツとプライバシーの制限をオンにして、各種設定を行います。

アプリをインストールできないようにしたり、表示するコンテンツを限定したりする機能があります。詳しいやり方を見てみましょう。

  1. 本体の「設定」>「スクリーンタイム」を開く
  2. 「ファミリー」で子供の名前を選択
  3. 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップ
  4. 保護者用のパスコードを入力し、「コンテンツとプライバシーの制限」をオンにする

ここまで設定したら、アプリや課金の制限を行います。設定項目がいくつかあるので、それぞれのやり方を見ていきましょう。

3-2. 使えるアプリを制限する

指定したアプリをホーム画面から消して、子供が使用できるアプリを制限する機能です。

音楽の購入をしないようにiTunesをオフにしたり、インターネット検索ができないようSafariをオフにしたりする人が多いようです。

  1. 本体の「設定」>「スクリーンタイム」を開く
  2. 「コンテンツとプライバシ―の制限」をタップ
  3. 保護者用のパスコードを入力
  4. 「許可されたアプリ」をタップ
  5. 利用の可否を選択する

ただオフにできるのは、最初からiPhoneに入っているアプリのみです。あとからインストールしたものはオフにできないので、使わせたくなければ削除して新たにインスト―ルできないように設定しましょう。

また、最近では子供のSNS利用に関するトラブルも相次いでいます。子供が使用できるSNSアプリの線引きについても事前に検討しておくといいでしょう。
12歳以下の子供向けSNSアプリなども有るので、チェックしてみてください。

こどものためのSNS フォーキッズ

3-3. アプリや音楽のインストール・課金を制限する

iTunesやApp Storeで音楽やアプリをインストールできないよう制限をかけられます。

インストールはできるけれど課金はできないようにする、といった設定も可能です。

また、事前準備のファミリー共有を設定すれば、アプリをインストールしようとした際に承認リクエストが届き、保護者が承諾しないと購入できないようになっています。

  1. 本体の「設定」>「スクリーンタイム」を開く
  2. 「コンテンツとプライバシ―の制限」をタップ
  3. 「iTunes および App Store での購入」(または「アプリのインストールと購入」)をタップ
  4. 利用の可否を選択する

3-4. コンテンツを制限する

アプリやWeb上で刺激的なコンテンツを表示しないよう、年齢別にフィルターをかけられます。子供がよく使うアプリと、Webコンテンツの2つで設定をしておくといいでしょう。

  1. 本体の「設定」>「スクリーンタイム」を開く
  2. 「コンテンツとプライバシ―の制限」をタップ
  3. 「コンテンツ制限」をタップ
  4. 「許可されたストアコンテンツ」で子供の年齢などに合わせてフィルターを設定
  5. 「コンテンツ制限」画面に戻る
  6. 「Webコンテンツ」をタップ
  7. 「成人向けWebサイトを制限」または「許可されたWebサイト」を選択
  8. 「許可されたWebサイト」を選択する場合は、あわせて指定ページを登録する

3-5. 利用時間を制限する

1日の中で決まった時刻や一定の時間以内で制限をかけることもできます。指定した時間しかiPhoneを使えないようにする方法と、アプリごとに利用時間を決める2つの方法があります。

・利用できる時刻を指定する

20時から21時までの1時間、といった具合で時刻を指定する方法です。小学生の子供や、ゲームをやりすぎてしまう際の対策に使うといいでしょう。

  1. 本体の「設定」>「スクリーンタイム」を開く
  2. 「休止時間」をタップ
  3. 「スケジュール」をオンにして、時間帯を設定

・アプリ別に利用時間を設定する

アプリごとに1時間、30分などの利用時間を設定できます。指定した時間を超過すると、アプリがグレーになり使い続けられなくなる仕組みです。ただアプリによってはうまく設定と連携しない場合もあるようなので、使いながら観察することをおすすめします。

  1. 本体の「設定」>「スクリーンタイム」を開く
  2. 「アプリ使用時間の制限」をタップ
  3. 「制限を追加」をタップし、アプリカテゴリや個別のアプリを選択
  4. 1日あたりの上限を設定

3-6. GPSで場所を把握する

子供がiPhoneを持って外出するときには、GPS機能で位置情報を把握すると便利です。基本的には事前にファミリー共有をすると、自動でオンになっています。

保護者用のiPhoneから「探す」アプリを開いて、子供用のiPhoneが表示されるか確認してみましょう。

位置情報は、マップやメッセージから共有することも可能です。

参考:https://support.apple.com/ja-jp/105104

まとめ:機能制限を使って、子供が安全にiPhoneを使える環境づくりを!

子供にiPhoneを使わせる前に、保護者がやっておきたい機能制限についてお伝えしました。子供がiPhoneを使うときには金銭トラブルやゲームへの依存、刺激的な情報に行きついてしまうリスクがあります。

iPhoneに搭載されているペアレンタルコントロール機能を設定すれば、それらのリスクを避けることができるでしょう。オンライン上では、思った以上にトラブルが起こりやすいものです。好奇心が強い子供ならなおさら懸念も大きいはず。

事前にしっかり保護者のほうで設定をおこない、家族が安全にiPhoneを使えるようにしてくださいね。

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