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にこスマ通信

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Z世代を中心に「レトロiPhone」のカメラが人気!?魅力やおすすめ機種を紹介

発売から時間が経った古いiPhoneが、「レトロiPhone」として注目を集めています。
人気の秘訣は低画質なカメラ。昨今のレトロカメラブームも相まって、レトロiPhoneで撮影された写真や動画が、SNSで盛んに投稿・拡散されています。

レトロiPhoneの魅力や注意点、おすすめ機種など、レトロiPhoneにまつわる情報をまとめました。
エモい写真を撮るポイントも紹介しているので、ぜひご覧になってください!

Z世代を中心に「レトロiPhone」が人気

Z世代(10〜20代)の若者を中心に、「レトロiPhone(古いiPhone)」の人気が高まっています。
最新機種よりもカメラの画質が低く、それが逆に「ノスタルジックでエモい」と評価されているのです。

近年は、たまごっちやY2Kファッションなど、いわゆる「平成レトロ」が注目を浴びています。
カメラにおいては、フィルムカメラやチェキがブームになり、そこに「オールドコンデジ」や「レトロiPhone」といったデジタルカメラが加わった形です。

「最新機種はきれいに撮れすぎる」と感じている人も一定数おり、「レトロカメラ」の画素数の低さや手ぶれのしやすさ、独特の色合いなどが、人気の要因と考えられます。

iPhone 4で撮影。最近の機種と比べると解像感が低くノイズが多い

レトロiPhoneの魅力

レトロiPhoneは、他のレトロカメラと比べて手軽に楽しめる魅力があります。

フィルムカメラは、フィルムの購入や現像にお金と手間がかかります。
オールドコンデジも、別途記録メディアが必要になるほか、充電やデータの取り込みなどに手間がかかります。

レトロiPhoneであれば、使い慣れた操作感で、(機種にもよりますが)撮影データの共有まで一台で完結。
他のレトロカメラと比べて、トータルコストも安く収まることが多いです。

実際のところどうなの!?レトロiPhoneの作例を見る方法

レトロiPhoneで実際どんな写真や動画が撮影できるのか、気になっている方も多いと思います。
Instagramでは、機種名のハッシュタグで検索すると、その機種で撮影した作例が多く見られます。

発売から時間が経ったiPhoneと、そのハッシュタグをまとめました。

発売年 機種(一例) ハッシュタグ(一例)
2007年*1 iPhone(初代) #iphone2g
2008年 iPhone 3G #iphone3g
2009年 iPhone 3GS #iphone3gs
2010年 iPhone 4 #iphone4
2011年 iPhone 4S #iphone4s
2012年 iPhone 5 #iphone5
2013年 iPhone 5s #iphone5s
2014年 iPhone 6 #iphone6
2015年 iPhone 6s #iphone6s
2016年 iPhone SE(第1世代) #iphonese1
2016年 iPhone 7 #iphone7
2017年 iPhone 8 #iphone8

*1 日本では未発売

Instagram以外では、下記の2つのサイトも参考になります。
機種ごとの作例が多数投稿されています。

PHOTOHITO
https://photohito.com/camera/brands/apple/

Flickr
https://www.flickr.com/cameras/apple/

スマホカメラの深掘りレビューなら、ITMedia Mobileのこちらの連載もおすすめです。
一覧ページにないiPhone 4以前の機種も、サイト内検索すると見つかります。

レトロiPhoneには注意点も!これから購入するならiPhone 6s以降がおすすめ

手軽に味わい深い写真や動画が撮影できるレトロiPhoneですが、いくつか注意点があります。

  • セキュリティ
  • 対応アプリ

セキュリティ

iPhone 6以前の機種は、セキュリティアップデートの提供が終了しているため、ネット利用によって情報漏えいや不正アクセスなどのリスクがあります。
iPhone 6以前の機種を使う際は、Wi-Fiやモバイル通信に繋がずに利用したほうがいいでしょう。

iPhone 5以降であれば、ネットに繋がなくてもAirDropによる写真や動画の転送が可能です。
iPhone 4s以前も、有線接続によるデータ転送に対応しています。

iPhoneのセキュリティアップデートの提供状況は、Apple公式ページから確認できます。

Appleのセキュリティリリース - Apple サポート (日本)

対応アプリ

一般的に、最新iOSの提供終了から2、3年経つと、非対応アプリが増えてきます。
「レトロiPhoneでSNSや加工アプリを使いたい」、「カメラ以外の機能も使いたい」という場合は、該当アプリの対応状況を確認しておくといいでしょう。

主なSNSアプリの対応状況

2024年12月現在の、主なSNSアプリの最新版の利用に必要な条件をまとめました。
おおむねiOS 15以上が必要です。

iOSバージョン
LINE iOS 16.0以降
YouTube iOS 15.0以降
Instagram iOS 15.1以降
X iOS 15.0以降
TikTok iOS 12.0以降
最新版でなければ、より古いiOSでも利用できる場合があります。
たとえばLINEは、iOS 14以降が対応しています。

歴代iPhoneの対応状況

発売から時間が経ったiPhoneのiOS対応状況は、下記のとおりです。

iOSバージョン
iPhone 3G iOS 4まで
iPhone 3GS iOS 6まで
iPhone 4 iOS 7まで
iPhone 4S iOS 9まで
iPhone 5/5c iOS 10まで
iPhone 5s
iPhone 6/6 Plus
iOS 12まで
iPhone 6s/6s Plus
iPhone SE(第1世代)
iPhone 7/7 Plus
iOS 15まで
iPhone 8/8 Plus
iPhone X
iOS 16まで

今買うならこれ!おすすめのレトロiPhone3選

これからレトロiPhoneを購入する場合のおすすめ機種を、3つ紹介していきます!

  • iPhone SE(第1世代)
  • iPhone 6s
  • iPhone 7
いずれの機種も、2024年現在セキュリティアップデートが続いています。
中古市場で比較的多く取引されているため、入手難易度も低めです。

iPhone SE(第1世代)

iPhone SE

iPhone SE(第1世代)は、2016年に発売された廉価機種です。
iPhone 5sと同じ筐体で、iPhone 12 miniや13 miniといった小型iPhoneよりさらに軽量・コンパクト。

カメラ性能はiPhone 6sとほぼ同等ですが、インカメラの画素数が低いので、インカメラでレトロ感のある写真を撮りたい場合におすすめです。

主なカメラスペック
メインカメラ 1,200万画素/F2.2
インカメラ 120万画素/F2.4
LEDフラッシュ 〇(True Tone)
動画撮影 最大4K/30fps
価格
中古(にこスマ 9,200円〜

iPhone SE(第1世代)を見てみる

iPhone 6s

iPhone 6sは、今回紹介する中ではもっとも古い2015年に発売された機種です。
インカメラ以外のカメラ仕様はiPhone SE(第1世代)とほとんど同じなので、見た目やサイズ感、価格などを考慮して決めるといいでしょう。

主なカメラスペック
メインカメラ 1,200万画素/F2.2
インカメラ 500万画素/F2.2
LEDフラッシュ 〇(True Tone)
動画撮影 最大4K/30fps
価格
中古(にこスマ 7,500円〜

iPhone 6sを見てみる

iPhone 7

iPhone 7は、2016年に発売されたiPhone 6sの後継機種です。
メインカメラのレンズが明るくなり、さらに光学式手ぶれ補正に対応したことで、暗所撮影に強くなっています。

先に紹介した2機種より「レトロ感」は薄れますが、近年の機種と比べれば加工は控えめなので、「そこそこきれいだけど自然な写り」を求める方におすすめです。

iPhone 7で撮影

主なカメラスペック
メインカメラ 1,200万画素/F1.8
光学式手ぶれ補正
インカメラ 700万画素/F2.2
LEDフラッシュ 〇(True Tone)
動画撮影 最大4K/30fps
価格
中古(にこスマ 10,300円〜

iPhone 7を見てみる

iPhone 7の兄弟機「iPhone 7 Plus」には、望遠カメラが搭載されています。
またiPhoneシリーズとして初めて「ポートレートモード」にも対応しているので、より幅広い撮影を楽しみたい場合は、iPhone 7 Plusも検討してみてください。

iPhone 7 Plusを見てみる

レトロiPhoneでエモい写真を撮るコツ

レトロiPhoneで、より味わい深い写真や動画を撮影するポイントをまとめました。

  • 厳しい条件で撮影する
  • 設定を変える
  • インカメラを活用する

厳しい条件で撮影する

適度に明るい場所では、レトロiPhoneでも、とくに近くの被写体はきれいに撮影できてしまいます。

iPhone 4で撮影(HDRオン)。拡大するとノイズが目立つが、レトロ感はあまりない

明暗差が大きかったり薄暗かったり、カメラにとって厳しいシーンこそ、レトロiPhoneの本領を発揮するチャンスです。

iPhone 4で撮影(HDRオン)。全体的に暗めでレトロな雰囲気

暗所ではフラッシュをオンにすると、被写体が際立ちます。

設定を変える

設定を変更して、あえて画質を下げる方法もあります。

iPhone 4以降の機種は、写真撮影時に明暗差を補正する「HDR」という機能に対応しています。
あえてHDRをオフにすることで明暗差が際立ち、よりレトロな雰囲気が出やすいです。

また動画撮影では、解像度やフレームレート(fps)を下げてみましょう。
標準カメラアプリの場合、本体の「設定」>「カメラ」>「ビデオ撮影」から設定を変更できます。

インカメラを活用する

一般的なスマホは、アウトカメラよりインカメラのほうが性能が低めです。
画質を下げたい場合は、インカメラを積極的に活用するといいでしょう。

インカメラを外側に向けて撮影すれば、予期せずおもしろい構図の写真が撮れるかもしれません。

歴代iPhoneのカメラスペック

歴代iPhoneのカメラの主なスペックをまとめました。

機種 メインカメラ インカメラ LEDフラッシュ 動画撮影(最大)
iPhone 3G *1 2MP × × ×
iPhone 3GS 3MP × × 〇(VGA/30fps)
iPhone 4 5MP 〇(VGA) 〇(720p/30fps)
iPhone 4S 8MP 〇(VGA) 〇(1080p/30fps)
iPhone 5 8MP 〇(1.2MP) 〇(1080p/30fps)
iPhone 5s 8MP/F2.2 〇(1.2MP/F2.4) 〇(True Tone)*2 〇(1080p/30fps)
iPhone 6 8MP/F2.2 〇(1.2MP/F2.2) 〇(True Tone) 〇(1080p/60fps)
iPhone 6s 12MP/F2.2 〇(5MP/F2.2) 〇(True Tone) 〇(4K/30fps)
iPhone SE(第1世代) 12MP/F2.2 〇(1.2MP/F2.4) 〇(True Tone) 〇(4K/30fps)
iPhone 7 12MP/F1.8 OIS *3 〇(7MP/F2.2) 〇(True Tone) 〇(4K/30fps)
iPhone 8 12MP/F1.8 OIS  〇(7MP/F2.2) 〇(True Tone) 〇(4K/60fps)

(参考:iPhone - モデルを比較する - Apple(日本)

*1 iPhone 3Gは、AF(オートフォーカス)に非対応
*2 True Toneフラッシュ:被写体に合わせて自然な色合いに変更可能
*3 OIS(光学式手ぶれ補正):暗所でも手ぶれや画質の劣化を抑えた撮影が可能

カメラの画質は画素数だけでは決まりませんが、おおむね画素数の増加に伴い画質も向上してきました。
歴代iPhoneの画素数をグラフ化すると、次のようになります。

まとめ

レトロiPhoneは、手軽に味わい深い写真や動画を撮影できることが魅力です。
とはいえセキュリティなどの不安要素もあるので、これから購入する場合は、iPhone 6s以降がおすすめ。

iPhone SE(第1世代)を見てみる

iPhone 6sを見てみる

iPhone 7を見てみる

「中古スマホ、とくに古い機種はバッテリーなどの状態が心配・・・」という方も多いと思います。

にこスマなら、発売から時間が経った機種も、外観がきれいでバッテリー容量80%以上の端末を厳選して販売しています。
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