中古購入したiPhoneのAppleCareは名義変更が必要？加入しているiPhoneを売る時の手続きは？
この記事では、iPhoneを中古で購入した場合の「AppleCare」について解説していきます。
- AppleCareの加入状況を確認する方法
- AppleCareの譲渡（名義変更）手続きは必要か
- あとからAppleCareに加入することはできるのか
など、気になるポイントをまとめました。
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「AppleCare+ for iPhone」とは
「AppleCare+ for iPhone（以下、AppleCare）」は、Apple社が提供する有料保証サービスです。バッテリー交換や修理だけでなく、盗難や紛失に対応している「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」も用意されています。
AppleCareに加入するメリットは大きく分けて3つあります。
- ハードウェア保証が2年間に延長
- 過失による故障の修理料金が格安に
- エクスプレス交換サービスが利用可能
ハードウェア保証が2年間に延長
iPhoneには、購入後1年間のハードウェア保証と90日間の無料サポートがついています。AppleCareに加入すると、ハードウェア保証、無料サポートともに2年間に。
過失による故障の修理料金が格安に
「iPhoneを落として画面を割ってしまった」
「水没させてしまった」
といった過失による故障の場合は、ハードウェア保証期間内であっても修理料金は有料です。
AppleCareに加入すると、AppleCare保証期間内に2回まで、格安で修理を受けることができます。
修理料金は下記のとおりです。
【バッテリー交換】
| AppleCare・ハードウェア保証対象 | AppleCare保証対象外 |
| 無料 | 5,400円～7,400円 |
【画面の修理】
| AppleCare保証対象 | AppleCare保証対象外 | |
| iPhone12シリーズ | 3,700円 | 30,400円～ |
| iPhone11シリーズ | 21,800円～35,800円 | |
| iPhoneXシリーズ | 21,800円～35,800円 | |
| iPhone8シリーズ | 16,800円～18,400円 | |
| iPhone7シリーズ | 16,800円～18,400円 | |
| iPhone6シリーズ | 14,500円～18,400円 | |
| iPhoneSEシリーズ | 14500円 |
【その他の修理】
| AppleCare保証対象 | AppleCare保証対象外 | |
| iPhone12シリーズ | 12,900円 | 47,800円～ |
| iPhone11シリーズ | 42,800円～64,800円 | |
| iPhoneXシリーズ | 42,800円～64,800円 | |
| iPhone8シリーズ | 36,400円～42,800円 | |
| iPhone7シリーズ | 32,800円～36,400円 | |
| iPhone6シリーズ | 32,700円～35,800円 | |
| iPhoneSEシリーズ | 30,400円 |
エクスプレス交換サービスが利用可能
AppleCareに加入すると、「エクスプレス交換サービス」も利用可能です。過失による故障でも12,900 円の「AppleCare+ サービス料」を支払うことで、新品同様のiPhoneを自宅まで届けてもらえます。
AppleCareに加入状況を確認する方法
中古で購入したiPhoneの場合、前のオーナーがすでにAppleCareに加入している場合があります。AppleCareは端末と紐ついているため、運よく加入していた場合は保証サービスを受けることが可能です。
お使いのiPhoneがAppleCareに加入しているか確認する方法は2つあります。
- Apple公式サイト
- Appleサポートアプリ
Apple公式サイト
Apple公式サイトでiPhoneのシリアル番号を入力すると、AppleCareの保証状況や保証期間を確認できます。
保証状況の確認
https://checkcoverage.apple.com/jp/ja/
iPhoneのシリアル番号は、iPhoneの「設定」＞「一般」＞「情報」から確認可能です（長押しでコピー可能）。
Appleサポートアプリ
AppleCareの加入状況は、Appleサポートアプリからも確認できます。AppleCareの加入状況を確認したい端末を選択して、「製品の詳細」をタップ。加入している場合は、下記のように表示されます。
お客様の製品は、AppleCare+によりハードウェア修理サービスの保証対象です。
AppleCare譲渡手続きは必要？
AppleCareは譲渡（名義変更）することも可能ですが、手続きしなくてもとくに大きなデメリットはありません。AppleCareの保証は所有者ではなく端末に紐ついているので、所有者が変わっても、AppleCare加入済みの端末であれば保証サービスを受けられます。
ただし、譲渡手続きをしない場合はいくつか注意点があります。
- 解約される可能性がある
- 実店舗で保証サービスを受けられないことがある
解約される可能性がある
前の所有者がAppleCareを解約すると、当然ですが保証サービスは受けられなくなります。
AppleCare加入料の支払方法は、一括払いと月々払いの2つ。このうち一括払いの場合は、解約すると、残りの保証期間に応じて日割りで返金されます。また、月々払いの場合も、前の所有者が使わなくなった端末のAppleCare料金を支払い続ける義務はないので、途中で解約される可能性もあります。
フリマアプリなどで購入する際は、譲渡手続きしない場合でも、AppleCareについて加入状況や解約予定の有無を確認しておくといいでしょう。
実店舗で保証サービスを受けられないことがある
AppleCareの所有者情報が異なると、Appleストア（実店舗）で保証サービスを受けられないことがあります。
AppleCareの譲渡（名義変更）手続きに必要なもの
「より安心して使いたい」という場合は、中古で購入したiPhoneのAppleCareを、前の所有者から譲渡してもらうことができます。譲渡手続きに必要な条件は下記のとおり。
- 加入料を一括で支払済みであること
- 同一契約で1回目の譲渡であること
- iPhoneの購入日や加入状況が確認できる書類が用意できること
- 新しい所有者の個人情報を確認できること
AppleCareの加入料を一括で支払済みであること
AppleCareは、加入料が一括で支払済みの場合のみ譲渡可能です。分割払いの場合、保証はAppleIDと紐つくため譲渡できません。
同一契約で1回目の譲渡であること
AppleCareは一つの契約につき、譲渡できるのは1回まで。たとえば前の所有者がすでに譲渡されていた場合は、それ以上譲渡することはできなくなります。
iPhoneの購入日や加入状況が確認できる書類が用意できること
AppleCareの譲渡には、サービス加入状況を確認できる書類が必要です。
- iPhone購入時のレシート
- AppleCare の契約番号
- デバイスのシリアル番号
- AppleCare プランの登録書
レシート以外の必要書類は、（前の所有者の）Appleマイサポートから入手できます。
マイサポート
https://support.apple.com/ja-jp/my-support
新しい所有者の個人情報を確認できること
AppleCare譲渡手続きの際には、新しい所有者を確認するため、下記の情報が必要です。
- 氏名
- 住所
- メールアドレス
- 電話番号
AppleCare譲渡手続きの方法
AppleCareの譲渡手続きは、Apple電話サポートから。
Appleサポート
https://support.apple.com/ja-jp/HT201232#asia
手続きには、前の所有者と新しい所有者双方の個人情報が必要です。身内や親しい友人など、お互いが信頼できる関係でない場合は、あえて譲渡しないという選択肢もあります。先ほどお伝えしたとおり、AppleCareの保証サービスは、譲渡手続きをしなくても利用可能です。
中古で購入したiPhoneはAppleCareに加入できる？
AppleCareは、iPhoneの購入と同時に加入するのが一般的ですが、購入から30日以内であれば後から加入できます。AppleCare加入には14,800円~24,800円（機種による）加入料がかかります。
とはいえ、新品で購入されてから1か月以内の中古品を入手する可能性は低いので、基本的には「中古で購入したiPhoneは後からAppleCareに加入できない」と思っておいたほうがいいでしょう。
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まとめ
ここまで、中古で購入したiPhoneのAppleCareについて解説してきました。
購入したiPhoneがすでにAppleCare加入済みの場合は、所有者にかかわらず保証サービスを受けることができます。
前の所有者と連絡が取れる場合は譲渡（名義変更）手続きをすることも可能です。
フリマアプリなど、購入時に前の所有者と直接やり取りする場合は、AppleCareの加入状況や今後の解約予定の有無を確認しておくといいでしょう。
またAppleCareの有無にかかわらず店舗で中古で購入する場合は、万一不具合があったときに返金保証があるところを選ぶと安心です。
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