iPhone 15シリーズの充電端子はUSB Type-C｜Lightningから何が変わった？
日本時間の9月13日未明、「iPhone 15」シリーズが発表されました。
iPhone 15シリーズ（15/15 Plus/15 Pro/15 Pro Max）では、Lightning端子が廃止され、あらたにUSB Type-C端子が採用されました。
この記事では、
- USB Type-Cが採用された理由
- iPhone 15シリーズのUSB Type-Cの仕様
- USB Type-C採用によって変わること
など、端子の変更にまつわる情報をまとめて解説していきます！
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iPhone 15シリーズではUSB Type-Cが採用
iPhone 15シリーズ（15/15 Plus/15 Pro/15 Pro Max）では、Lightning端子が廃止され、あらたにUSB Type-C端子が採用されました。
USB Type-Cは、USB端子の最新規格です。
現在ではAndroidスマホを始め、パソコンや小型家電など、幅広いデバイスで採用されています。
USB Type-Cの特長やLightningとの違いは、下記の記事からご覧いただけます。
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iPhoneでUSB Type-Cが採用された理由
iPhoneでUSB Type-Cが採用された理由は2つ考えられます。
- EUの法改正
- データ転送速度
EUの法改正
欧州連合（EU）の法改正により、2024年末までに、すべてのモバイル端末の端子をUSB Type-Cに統一することが決定されました。
iPhoneは2年間以上販売されることが多いため（2024年以降も販売できるようにするため）、1年前倒しして、2023年モデルのiPhone 15シリーズから仕様が変更されたものと考えられます。
データ転送速度
Lightningは「USB2.0」という古い規格に準拠しており、データ転送速度が最大480Mbpsという制限がありました。
USB Type-Cであれば、「USB3.0」以降のより新しい規格を利用できるため、動画ファイルなどの巨大なデータをより短い時間で転送できるようになります。
| USB規格 | 最大転送速度 | USB Type-C | Lightning |
|---|---|---|---|
| USB2.0 | 480Mbps | 〇 | 〇 |
| USB3.0 | 5Gbps | 〇 | × |
| USB3.1 | 10Gbps | 〇 | × |
| USB3.2 | 20Gbps | 〇 | × |
| USB4 | 40Gbps | 〇 | × |
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iPhone 15シリーズのUSB Type-Cの仕様
iPhone 15シリーズのUSB Type-Cの仕様は、下記のとおりです。
| 下位モデル | 上位モデル | ||
|---|---|---|---|
| iPhone 15 | iPhone 15 Plus | iPhone 15 Pro | iPhone 15 Pro Max |
| USB 2（最大480Mb/s） | USB 3（最大10Gb/s） | ||
（引用：iPhone 15とiPhone 15 Plus/iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Max）
上位モデルと下位モデルでUSB規格が異なります。
下位モデルでは、転送速度が従来のLightningと同じ最大480Mbpsにとどまる一方で、上位モデルでは従来比約20倍の最大10Gbpsに対応しました。
USB Type-C採用で何が変わる？
iPhoneでUSB Type-Cが採用されたことで、
- ケーブルやアクセサリーがUSB Type-Cに統一される
- USB Type-Cケーブルで機能が拡張できる
といった変化が起こると考えられます。
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ケーブルやアクセサリーがUSB Type-Cに統一される
USB Type-Cケーブルは、すでにAndroidスマホやパソコン、小型家電など、幅広いデバイスで採用されています。
iPhoneでUSB Type-Cが採用されたことで、USB Type-Cケーブル一本であらゆるデバイスに対応できるようになり、利便性が向上します。
またiPhone向けのアクセサリーも、USB Type-Cを採用したものに置き換わっていくでしょう。
USB Type-Cケーブルで機能が拡張できる
USB Type-Cケーブルの特長の一つが「オルタネートモード」による高い拡張性です。
オルタネートモードでは、USB Type-Cの余ったピン（配線）を利用して、「DisplayPort」や「Thunderbolt」など、USB規格以外の信号もやりとりできます。
iPhone 15シリーズも、USB Type-Cを介したDisplayPort出力（映像出力）に対応しました。
上位モデルのiPhone 15 Pro/15 Pro Maxでは、撮影した映像をMacや外部ストレージに直接保存できます。
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