iPhoneを紛失したときの対処法まとめ|「探す」が利用できない場合も
常に持ちあることが多いiPhoneは、紛失のリスクと隣り合わせです。
もしiPhoneを紛失してしまった場合、素早く適切に対処することで、悪用を防ぎ、見つかる可能性も高められます。
この記事では、iPhoneを紛失したときの、ケースに応じた対処法を詳しく解説します。
ぜひ、いざという時にお役立てください。
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iPhoneを紛失したときの対処法
iPhoneには、標準で「探す」(iOS12以前は「iPhoneを探す」)機能が搭載されています。
下記の2つの場合で、紛失時の対処法が異なります。
- 「探す」が有効になっている場合
- 「探す」が有効になっていない場合
それぞれ詳しく見てみましょう。
「探す」が有効になっている場合
iPhoneの「探す」機能が有効になっていると、別端末を使って紛失したiPhoneの位置情報を知ることが可能です。
- 位置情報を確認する
- 「紛失としてマーク」する
- 警察に届け出る
- 補償を請求する
- データを消去する
- 「信頼できるデバイス」から削除する
1.位置情報を確認する
パソコンや別のスマホで「iCloudの「iPhoneを探す」」ページ、または「探す」アプリにログインします。
地図上に「探す」機能を有効にしているデバイスが表示されるので、紛失したiPhoneの位置情報を確認しましょう。
家族や友人のiPhoneを探す方法は、以下の記事で解説しています。
iPhoneを紛失した家族や友人のiPhoneを探してあげたい!方法をご紹介
2.「紛失としてマーク」する
次に紛失したiPhoneを選択し、「紛失としてマーク(紛失モード)」を有効にします。
「紛失としてマーク」することで、iPhoneが以下の状態となります。
- パスコードロックして情報を守る
- Apple Payを無効にして不正利用を防止
- ロック画面に任意のメッセージと連絡先を表示して拾得者へ連絡を呼びかけ
参考:https://support.apple.com/ja-jp/HT210515#markaslost
3.警察に届け出る
心当たりの場所を探しても見つからない場合には、拾った人が施設や警察に届けている可能性もあるため、以下の確認・手続きを行いましょう。
- 施設に問い合わせ(施設で落とした可能性がある場合)
- 警察に問い合わせ
- 警察に遺失届の提出
参考:警察庁遺失届情報サイト「落とし物をしてしまったら、すぐに遺失物届を!」
警察では、紛失したiPhoneのシリアル番号を求められる場合があります。
製品パッケージが残っている場合には、バーコード部分に記載されている番号を確認しましょう。
パッケージがない場合でも、「appleid.apple.com」で確認が可能です。
参考:iPhone、iPad、iPod touch でシリアル番号や IMEI を確認する
4.補償を請求する
「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」に加入している場合には、下記のページから補償を請求しましょう。
5.データを消去する
紛失したiPhoneがどうしても見つからない場合は、最終手段として端末内のデータを消去することができます。
上記の「2.「紛失としてマーク」する」の画面で、「デバイスを消去する」を選択するとデータが消去されます。
補償を受ける場合は、申請が承認するまでデータを消去してはいけません。
その他、下記の点に注意してください。
- すべてのデータがiPhoneから消去される
- データ消去するとの追跡できなくなる(iOS15未満の場合)
参考:https://support.apple.com/ja-jp/HT210515#erasedevice
6.通信事業者に連絡する
紛失したiPhoneの悪用を防ぐため、通信事業者に連絡して回線の一時停止も行いましょう。
大手キャリア4社の案内ページと連絡方法・連絡先は下記のとおりです。
案内ページ | 連絡方法 | 電話連絡先 | |
---|---|---|---|
ドコモ | 紛失・盗難などによる利用中断・再開 |
受付時間:24時間(年中無休) |
|
au | 盗難・紛失でお困りのとき |
受付時間:24時間(年中無休) |
|
ソフトバンク | 紛失・盗難にあったとき |
受付時間:24時間(年中無休) |
|
楽天モバイル | スマートフォンの紛失・盗難に関するサポート |
受付時間:24時間(年中無休) |
7.「信頼できるデバイス」から削除する
紛失したiPhoneを探しても見つからず、新たな端末を入手した場合には、appleid.apple.comにアクセスして、Apple IDのアカウントからiPhoneを削除します。
「探す」が有効になっていない場合
「探す」機能が有効になっていない場合は、下記の手順で対処しましょう。
- キャリアの位置情報サービスを利用する(キャリアを利用している場合)
- パスワードを変更する
- 警察に届け出る
- 通信事業者に連絡する
- 「信頼できるデバイス」から削除する
1.キャリアの位置情報サービスを利用する(キャリアを利用している場合)
キャリアの位置情報サービスに加入している場合には、紛失したiPhoneの位置を捜索してもらえます。
大手キャリア3社の位置情報サービスは下記のとおりです。
ドコモ | ケータイお探しサービス |
---|---|
au | 位置検索サポート |
ソフトバンク | 紛失ケータイ捜索サービス |
2.パスワードを変更する
紛失したiPhoneに登録されたアカウント情報が悪用されるのを防ぐため、パスワードを変更しましょう。
- Apple IDのパスワードを変更する
- 各種サービス(メール・SNS・ECサイトなど)のパスワードを変更する
3.警察に届け出る
紛失したiPhoneを探しても見つからない場合は、警察、および紛失した心当たりのある施設に届け出ます。
詳しくは、「探す」が有効になっている場合の「3.警察に届け出る」を参照ください。
4.通信事業者に連絡する
紛失したiPhoneが悪用されるのを防ぐため、通信会社に連絡して回線を一時停止します。また、盗難・紛失補償サービスに加入している場合は、補償を請求しましょう。
詳しくは、「探す」が有効になっている場合の「6.通信事業者に連絡する」を参照ください。
5.「信頼できるデバイス」から削除する
紛失したiPhoneが見つからず、新しいiPhoneを入手した場合は「信頼できるデバイス」から削除します。
詳しくは、「探す」が有効になっている場合の「7.「信頼できるデバイス」から削除する」を参照ください。
iPhoneの紛失に関わるFAQ
iPhoneの紛失についてよくある質問(FAQ)に回答します。
- iPhoneの電源がオフでも「探す」は利用できる?
- 「探す」はiPhone以外でも使える?
- あとから見つかった場合はどうする?
iPhoneの電源がオフでも「探す」は利用できる?
下記を満たすiPhoneでは、電源がオフでもリアルタイムの位置情報を取得可能です。
- 超高域無線に対応している機種(iPhone 11、12、13、14シリーズ)
- iOS 15以降がインストールされている
- 電源切れから24時間以内
「探す」はiPhone以外でも使える?
iPhone以外にも、下記の幅広いApple製品に対応しています。
- iPad
- iPod Touch
- Mac
- Apple Watch
- AirPods
など
また、Appleの「探す」ネットワークに対応する他社製品も「探す」ことが可能です。
参考:Appleの「探す」ネットワークで、新たに他社製のアイテムを見つけることが可能に
あとから見つかった場合はどうする?
紛失したiPhoneがあとから見つかった場合は、次の対応を行いましょう。
- 届出を行った警察や施設に見つかったことを連絡する
- 「探す」機能の「紛失としてマーク」をオフにする
まとめ
iPhoneを紛失してしまった場合、素早く適切に対処することで、悪用を防ぎ、見つかる可能性も高められます。
紛失したiPhoneの位置情報を使って素早く対処するには、日頃から「探す」機能を有効にしておくのがおすすめです。
「探す」を有効にする方法は、下記のページからご覧いただけます。
紹介した対処法が、いざという時にお役に立てれば幸いです。
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